大人も夢中の「ポケモンGO」とは?
アメリカやドイツなどの海外30カ国以上ですでに先行配信され今や話題沸騰となっているスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」。
今や世界中で社会現象となりつつあるのだが、2016年7月22日午前にアジア圏内では初めて日本でも配信を開始した。
この「ポケモンGO」のゲーム内の画面は、「スマートフォンのカメラ機能」と「位置情報を把握するGPS機能」を利用しており、今までのバーチャルな風景ではなく、目の前に実在しているリアルな風景の中に現れるポケモンにモンスターボールを投げて捕まえたり、近くにいる自分以外のユーザーと対戦したりできるのが最大の特徴だ。
すでに日本各地の「マクドナルド」付近には、夏休みに入っている子供達から勤務中の会社員などの「ポケモンGO」をいち早くダウンロードしたユーザーが集まっている。
この「初めての浮気調査サイト」でなぜ「ポケモンGO」の話題を取り上げたかというと、実は旬なニュースだからではない。
この「ポケモンGO」が浮気の特定にも関係するかもしれないゲームアプリだからなのだ。
今回はこのゲームアプリ「ポケモンGO」で浮気発覚についてお伝えしていきたいと思います。
「ポケモンGO」の機能とは?
先程もお伝えしたとおり、「ポケモンGO」のゲーム機能は「スマートフォンのカメラ機能」と「位置情報を把握するGPS機能」で成り立っている。
そこで、この「GPS機能」について掘り下げて考えてみた。
「位置情報を把握するGPS機能」をONにしなければならないということは、逆手に考えてみると「第三者に自身の位置情報を知らせなければならない」ということ。
分かりやすく言い換えれば、全く面識のない第三者に「おーい!おーい!」「ここにいますよ!!」と通知している状態となるのだ。
スマートフォンの機能を例にすると、「iPhoneを探す」と同様となる。
そしてもう1つ「ポケモンGO」にはこんな便利機能も付いている。
それは、自分が「いつどこでポケモンを捕まえたのか?」という履歴の表示機能だ。
GPS機器などを例にすると、位置情報を記録する「GPSロガー」と同様となる。
「ポケモンGO」プレイ中は「GPS機能」を有効にしなければならないため、もちろん履歴が残って当たり前と言えばそうなのだが、私Nはこの「GPS機能」と「過去の位置情報の履歴」というゲームの特性から、「もしかしたらこれって浮気の特定に使用できるのでは?」と考えていると・・・。
【注意】長年の探偵としての経験とは因果なもので、いつもこんなことばかり考えているわけじゃありませんから安心してくださいね。
「ポケモンGO」で浮気が発覚したケース
やはり先行配信されていたアメリカでは、実際に「ポケモンGOで浮気が発覚する」というケースが発生していた。
アメリカのニューヨーク州クイーンズ地区に住む1人の男性は、「ポケモンGO」が原因で浮気が発覚。
ニューヨーク・ポスト紙には「僕が元恋人の家でポケモンを捕まえていることを、彼女に突き止められた」と述べている。
浮気が発覚するまでの経緯
同氏(以下、男性と表記する)と交際相手の彼女は、「ポケモンGO」のユーザー。
男性が浮気相手である元恋人の自宅に行っている時に「ポケモンGO」で遊んだ。
その時、元恋人の自宅でポケモンを捕まえたという位置情報が履歴として残っていた。
後日、交際相手である彼女は「ポケモンGO」でなかなかポケモンを捕まえられなかったため、男性がポケモンを捕まえている位置情報から少しでもヒントを得ようと男性の「ポケモンGO」の履歴を確認した。
しかし、ポケモンを捕まえる情報を得るつもりのはずだったが、位置情報から「浮気の証拠」となるものを発見してしまった。
当然、彼女は交際相手である男性に対して激怒し、結果としてフラれてしまったという。
ポケモンを確保するのではなく、「浮気の証拠」という現実を突き付けられてしまった彼女と、まさか「ポケモンGO」で元恋人の自宅に行っていたことが発覚した男性。
2人とも「ポケモンGO」の位置情報がこんな結果をもたらすとは思ってもいなかったに違いない。
「彼女は昨夜、僕の部屋で僕が元恋人の自宅に行っていることを発見しました。それ以来、連絡がありません」と述べているのだが、自業自得でもあるのだ。
今後、日本でもこんな珍事件が起こるのだろうなと思えてならない。
「ポケモンGO」のもう1つの遊び方
「ポケモンGO」には、ポケモンを捕まえるという1つの楽しみ方以外にも別の楽しみ方がある。
それは、「ジム」という場所を奪い合う、オンラインチーム形式の「陣取り合戦」。
簡単に説明すると、全国各地にある無所属の白い「ジム」はどこにも属していないことを表しているため、敵とバトルせずにポケモンを設置し、仲間チームの「ジム」にすることができる。
他チームのカラーとなっている「ジム」では、敵のポケモンとバトルが可能となり、そのバトルに勝利すると相手チームの「ジム」の名声(強さ)が下がっていく。
そして、名声が0になると、その「ジム」を無所属の白い「ジム」に戻すことができるという。
また、トレーニングバトルをすることで「ジム」の名声が上がり、名声が一定以上になるとレベルがアップ。「ジム」のレベルの数だけ設置できるポケモンの数を増やせるという仕組みなのだ。
個人情報の漏洩には注意が必要
「ポケモンGO」は、「GPS機能」と「オンライン要素」が融合しているゲーム内容であり、利用ユーザーの設定によっては個人情報が漏洩してしまうかもしれない危険性があるため、下記2点の行動にはくれぐれも注意してください。
1.本名や生年月日などの個人情報をユーザー名に入れない。
2.ある程度の個人情報を表示しているSNSなどとの「紐づけ」しない。
どのような楽しいゲームアプリでも、利用方法1つで自分の個人情報を自分の手で全世界のインターネットユーザーにばらまくことにもなりかねない。
実際にSNSストーカーなどもいるので、思わぬトラブルに巻き込まれないようにするための防衛策としても、「個人情報」の取り扱いは慎重にしてくださいね。